初めまして!!【有尾屋】と申します。
【有尾屋】としていろんな種類のイモリ
を販売していく予定です。
そのため只今色々繁殖中です。
2024年あたりから活動できたらと考
えています。
有尾屋が取り扱っている個体の紹介を
このブログを通じて紹介できたらと
思います。
簡単ではありますが、目を通してくれる
と嬉しいです!!それではどうぞ!!
サメハダイモリ
サメハダイモリは有尾類の中でも特に
毒性が強いイモリ。しかし、攻撃性や
気性の荒さは一切なく大人しい部類の
イモリと言える。
大きさは、生体になると12〜21㎝
ほどに成長する。
イモリの中では大きな部類に入る。
寿命は地域によって若干の違いがある模様。
ある書籍によると20年近く飼い込まれた
個体の報告例がある。
○飼育方法
第一に基本としてサメハダイモリに無闇
に触れないことが前提条件。猛毒種と
いうことを念頭に入れておく。
基本的には陸生イモリなので、水分は日に
2回の霧吹きや小さな水場を用意すること
でカバーできる。
サメハダイモリはイモリでも大きな部類
に入るので、それなりの大きなゲージを
用意したほうが良い。
大体の目安として40㎝水槽基準の大きさ
で問題はないと思われる。
なるべく保湿力の高い床材を敷き、その
上に湿らせた水苔を用意すると状態良く
飼育できる。
○エサ
飼育下では、レプトミンや冷凍飼料を
与えると良い。
生き餌では、陸生甲殻類のワラジムシ
等が良い。
○値段
オークションサイトなどでは、有精卵が
10,000円以上で取引されている模様。
まず、入手自体が極めて困難であり
価格の上昇に歯止めがかからない状況。
そのため概ね40,000〜50,000円台
場合によってはそれ以上も・・・
ラオスコブイモリ
2002年に新種記載されたばかりのイモリ。
某ショップの店長が生息地にまで足を運んで
採取を行い、国内で流通させたことがニュース
にもなったほど。
特徴として、背面に黄・赤色の大きな斑紋が
あり黒色の部分が非常に少なくなっていて
派手な印象を受ける種類。
この背中の斑紋は、生息環境である浅い流水
の木漏れ日があたる水底に同化するための
保護色と言われている。
大きさは15〜19㎝程度までに成長する。
○飼育方法
45〜60㎝ほどのガラス水槽など、必ずしっかり
フタができるものを使用。
夏場は水温が20℃を上回らないようにする。
冷却ができるように工夫。
冬場は15℃を下回らないようにする。
容器内レイアウトは、水場中心のアクアテラリウム。
流木などで陸地を作った方が良い。
○エサ
コオロギ・ミールワーム・ハニーワームなど
の昆虫。配合飼料も餌付けばそれでも良い。
ミミズも良いが、釣り餌用ミミズは
「シマミミズ」で毒がある為NG。
○値段
ヤフオクによる過去180日間に落札された価格に
よれば
最安価格・16600円
最高価格・210000円
平均価格・36967円
とやはり、高い傾向にある。
ブチイモリ
ブチイモリは安価なイモリだが、幼体・成体
の見た目が劇的に変化する。
特徴として、上陸した幼体は体色がオレンジ
から赤色であり、強い毒性を持つ。
この特徴的な幼体をレッドエフトと呼ぶ。
あまりにも毒性が強いため、幼体を捕食する
動物は皆無と言われるほど。
成長するにつれ警戒色である体色も徐々に
薄れていく。
性格はやや臆病だが、適切なシェルターに
入れて飼育してあげると最終的には
ピンセットから餌を取るほど人馴れする。
大きさは基亜種・亜種でかなり異なるが
概ね6〜11㎝ほどの小型イモリ。
一般的に国内に入荷するのは基亜種の
グリーンニュート。オスは最大で
11㎝ほど、メスは9〜10㎝ほどになる。
○飼育方法(グリーンニュート)
成体は陸生傾向が強い半水生・半陸生で
湿度が高く、必然的に水たまりのできる
ような環境を好む。
湿度はかなり高めに維持すること。
○エサ
ミミズ(釣り餌用はNG)や冷凍赤虫
で良い。慣れれば人工飼料等も餌付く。
ただ、大変粗食なので食らいつくまで
根気が必要。
○値段
平均6000円前後で取引されている模様。
アルプスクシイモリ
アルプスイモリと名前が似ているため
混同されがちだが、全くの別種である。
体色がやや地味。
陸生の際にはクレスト(背中のギザギザ
の背びれのような飾り)部分のラインが
鮮やか黄色となり、黒い体色も映える。
体長は14〜16㎝前後。
○飼育方法
冷涼な環境下でなくては長期飼育は難しい。
完全水生種なら水を冷やすだけでいいが、
クシイモリのような陸生種は空気を冷やす
必要があるので少々手間がかかる。
凍ったペットボトルなどでゲージを冷やす
のはNG。局所的に冷える上、夏場はすぐに
溶け極端な温度差が生じるので緊急時以外
は避けよう。
夏場はエアコンでフル稼働させて温度を
保つのがベストの方法。
○エサ
飼育下では、活餌メインの方が状態良く
飼育できる。
後ろ脚を取ったS〜Mサイズのヨーロッパ
イエコウロギ・フタホシコオロギ・ローチ
(ゴキブリ)やシルクワーム(カイコの幼虫)
ハニーワーム(蛾の幼虫)などが比較的
手に入れやすい活餌となる。
冷凍餌は冷凍コロオギや赤虫、やや高価で
あるが熱帯魚用の色揚げ用のムカデ等も
好む。
人口餌は必ず完全肉食性動物用のものに
する。(カメ用フードのレプトミン・ひかり
クレストキャットなど)
○値段
成体の店頭小売価格はショップによって
違いはあるもの、平均7000〜10000円前後。
マダライモリ
マダライモリは繁殖期以外はほぼ陸生のイモリ。
繁殖期には産卵のために水場に入水するが
その時オスが顕著な変化をする。
オスは繁殖期に背中から尾にかけて皮膚が
まるでヨットのような帆のように激しく
隆起する。
そしてオス・メス共に体つきが扁平になり
完全に水中生活に適応する。
体長は14〜16㎝程までに成長する。
○飼育方法
小型な部類のイモリなので、30㎝水槽
から飼育可能。
マダライモリは口から水を飲まないため
1日1回は代謝を促進させるために霧吹き
をする。主に体表から水分を吸収する
ので霧吹きは必須。
冬場など乾燥する季節は、小さな水入れ
も入れてあげる。
マダライモリは「高温耐性」が最大の
優位点。全有尾類中、最強の高温耐性
を持つので、飼育しやすい部類に入る。
○エサ
ミミズやシルク・ハニーワーム・ナメクジ
成虫のワラジムシ・コオロギ・ローチ等
など様々な生き餌をバランスよく与える
と良い。
ミルワームはリンが過剰であり、ジャイアント
ミルワームはサラマンダーを体内から食いち
ぎった実例もあるので、餌にするのは厳禁。
○値段
市販価格で5000〜10000円ほど。
ミナミイボイモリ
黒褐色の皮膚に、オレンジ色をした
突起が等間隔で並んでいる。
ミナミイボイモリは夜行性で、昼間は
石や倒木の下に隠れている。
繁殖期以外はほとんど水辺に現れない
ほどのほぼ陸生。
美しい体色から安価で流通していたが
中国の保護対象になったため、流通が
ストップしていた。しかしここ数年で
流通の量が増えてきた。
その昔はアメイロイボイモリと似ている為
混同されて大量輸入されていた過去も。
体長は14㎝〜18㎝程度。
○飼育方法
30〜45㎝程度のガラス水槽やプラケース
でいいが、必ずしっかりフタができるもの
を使う。
温度は25℃を上回らないように気をつける。
冷却の工夫ができるようにすると良い。
冬場は12℃を下回らないようにする。
○エサ
コオロギ・ミールワーム・ハニーワームなど
の生き餌。人工飼料も食い付くならばそれでも
良い。
○値段
大体10000〜15000円前後で取引されている。
アメイロイボイモリ
以前はミナミイボイモリと似ていた為、同種として
扱われていた。現在では、ミナミイボイモリと
アメイロイボイモリは別種とされている。
陸生タイプのイモリで、ミナミイボイモリより
オレンジが薄く、飴色がかっている。
ミナミイボイモリは、全体的に赤みが強くなるので
実際に比べると色味が大きく異なる。
人懐っこく、慣れてくると餌をやる際向こうから
寄ってきて歩み寄ってくる。
○飼育方法
30㎝×30㎝サイズの蓋つきゲージであれば
十分。
床材は湿度が保てるものであればなんでも
良い。キッチンペーパーや水コケ、赤玉土
などがお勧め。
粒の小さなソイルは誤飲の恐れがあるので
餌をあげる際は別の容器に移して餌を与える
こと。
陸生タイプのイモリだが、爬虫類用水入れ
のSサイズぐらいは用意しよう。
普段は狭い場所に隠れているので、流木など
のシェルターを作ってあげよう。
温度は15〜24℃の範囲で涼しい環境で
飼育すること。特に夏場は25℃を上回らない
様に注意すること。
湿度は60%を保つようにして、1日1〜2回
程度霧吹きをしておけば大丈夫だろう。
あまりビチョビチョにしてしまうと、蒸れて
しまい皮膚病にかかる恐れがあるので、通気
性の良い環境を作る。
○エサ
コオロギ・ミールワーム・ハニーワームなど
の生き餌。人工飼料も食い付くならばそれでも
良い。人口餌のお勧めは、レプトミン・カメ
プロスプレミア・レッドバルがお勧め。
○値段
大体10000〜15000円前後で取引されている。
オキナワシリケンイモリ
2種類に分けられているシリケンイモリの内の1種。
アマミシリケンイモリとオキナワシリケンイモリ
に分かれる。
シリケンイモリとして流通する場合は、大抵は
オキナワシリケンイモリとなる。特徴としては
背中に金箔の様な模様が入る美しい個体が存在
している。金箔模様が多ければ多いほど人気と
なり、高値で取引されている。
性格は大人しく、飼い主に慣れてくると餌を
ねだるような光景を見ることができる。
体長は12㎝〜16㎝前後。
○飼育方法
飼育ケージは45㎝〜60㎝規格の水槽がコスパ
が良い。必ず蓋ができるものにする。
大磯砂などで陸地を作り、陸地と水場が
1/3か2/3ほどの割合の状態で飼うと良い。
床材は湿度を保てることや素材の柔らかさ
などの点から土を使用するのがオススメ。
土を購入する際は両生類飼育用に販売されて
いる土を購入すること。100円ショップなどで
安価に販売されている園芸用の土は農薬などに
よってイモリが体調を崩して死亡してしまう
リスクがある。
沖縄に生息するイモリなので、冬場は温まって
いる方が安心。パネルヒーターをケースの半分
ほどに覆って、好きな温度の場所に移動できる
様にしてあげると良い。
○エサ
コオロギ・ミルワーム・ワラジムシなどの生き餌。
人工飼料も大丈夫だが、個体によっては食べる・
食べない個体がいるため、慣れさせるまで時間が
かかる。
○値段
大体4000円〜10000円前後で取引されている。
キバライモリ
昔はWC個体(ワイルド個体→野生化で捕獲した生体)
の流通が中心であったが、ここ数年はEU圏の保護の
影響を受けて野生個体の流通は減少している。
そのためCB個体(飼育下で繁殖させた個体)が
不定期に少量ずつ流通する程度になった。
丈夫で餌付きもいいので比較的飼育しやすい。
体長は9㎝〜11㎝前後。
○飼育方法
飼育ケージは45〜60㎝規格水槽で、蓋ができる
物が良い。
陸生形態が中心となるため、やや乾き気味の環境
が好ましい。
やや食が細い個体が多く見受けられるため、こまめ
な給餌をすると良い。
温度は25℃前後を保つ様にする。
○エサ
コオロギ・ミルワーム・ワラジムシなどの生き餌。
人工飼料も餌付きやすいので人工飼料でもOK。
○値段
大体12000円〜15000円前後で取引されている。
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